SaaSとの出会い

投稿日: カテゴリー: 社長ブログ

 

私とSaaSの出会いについて、書きたいと思います。

 

SaaSとの出会いは、2014年。

 

私がまだ大学4年生だった頃にさかのぼります。

 

2015年新卒入社として内定を頂いたITベンチャー企業のテモナ株式会社という会社が、

サブスクリプション型のSaaSをD2Cブランド向けに提供している会社だったのが

私とSaaSとの出会いのきっかけでした。

 

今でこそ「SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)」は有名になりましたが、

2014年当時は、「SaaS」という言葉自体がまだ日本ではあまり浸透していなかったと思います。

 

どちらかというと当時は、「ASP」や「クラウド」と呼ばれていました。

 

しかも、2014年当時は、BtoBよりBtoCの「メディア」が注目されており、

ITベンチャー界隈の就職活動でも、ゲームやメディアを中心に、

BtoC向けのアプリを展開しているITベンチャーに人気がありました。

 

BtoCのメディアに比べ、当時知名度が低かったBtoBのSaaSは、

事業内容も理解されにくく、学生には馴染みのないものでした。

当然BtoC向けにメディアなどのアプリを提供している会社のほうが、

日頃からスマホでアプリなどを利用している学生にとっては、

身近であり、イメージがしやすかったのかなと思います。

 

それが今では、むしろBtoBのSaaSが大注目されていることについて、

時代の流れを感じています。

 

2018年は「SaaS元年」とまで呼ばれ、

2019年はSaaS企業の上場が目立ちました。

そして2020年はD2C元年になると予想されています。

 

SaaSとの出会いに話を戻すと、

大学4年生の時の、SaaSとの出会いが、後に私の人生に大きな影響を与えることになったことは、言うまでもないでしょう。

 

このSaaSとの出会いは偶然だったのか、必然だったのか、今となってはわかりませんが、

ただ1ついえることは、あの時SaaSと出会ってなければ、

当社のD2C向けSaaSのインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「ECキャスティング」は存在してなかっただろうと思います。

 

当時のテモナは、まだ社員数10数人の会社で、設立6年目のベンチャー企業でした。

私は内定を頂いた後、すぐに週3〜4日、内定者アルバイトとして働きはじめました。

そしてその会社が3年後に東証マザーズに上場し、さらにその2年後に東証一部に上場し、

今では社員数100名を超えるSaaS上場企業になるなんて、その当時はまったく予想もつかなかったわけです。

 

このまるでドラマのような出来事を、

実際に社員として中から体験できたことが、

ベンチャー企業のすごいところだなと思います。

 

私が内定者アルバイトとして配属されたのは、

主力SaaSの部署ではなく、

第2の柱となる新たなSaaSを立ち上げようとしていた新規事業の部署でした。

まだ販売開始前で、まだSaaSが出来上がったばかりの時期でした。

 

SaaSのことなんて、右も左もわからない大学4年生の私が、

社長直下の新規事業の部署に、先輩社員2人と一緒にSaaSの立ち上げをやることになったのです。

 

ひたすら毎日、美容・健康EC通販(D2C)向けにサブスク支援SaaSを販売し、徐々に顧客が増えていきました。

顧客が増えてくると、マーケティングやセールスだけでなく、

カスタマーサクセスもしなければいけません。

当時は社員も少なかったため、いわゆる「分業制」というものはありませんでした。

自分で契約を取ってきた数十社もの顧客のカスタマーサクセスも1人で行っておりました。

これほどの裁量権は、上場前の小さなベンチャー企業でなければそもそも経験することはできなかったでしょう。

 

しかし、そんな膨大な仕事量でも、

それを毎日継続していると、徐々に慣れてきて、

新卒1年目からSaaSの0→1におけるほぼすべての役割をこなすことができていました。

 

マーケティングからインサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスまで担当させて頂きました。

それ以外にも、採用の面接や経理、その他プロジェクトなど

様々な業務を並行して行っていました。

 

そして気づけばSaaS立ち上げ期の0→1が終わり、ちょうど1→10の時期だったと思います。

私も入社2年目となっておりました。

 

少し前まではすべて1人が担当しなければいけなかったのが、

分業制となり、マーケティング担当、セールス担当、カスタマーサクセス担当と、

それぞれに担当が振り分けられ、1人あたりの業務量の負担も減り、

自分の役割に集中ができるようなSaaSの組織化が進んでいました。

 

そして、もう1つの主力事業のSaaSの成長もあり、会社も急拡大し、上場を目前に控えておりました。

 

当時社員数10数人だった小さなSaaS企業が、いつの間にか社員が増え、

会社がどんどん大きくなっていくのが嬉しくて仕方ありませんでした。

 

「自分が成長して会社に貢献することによって、会社もどんどん拡大して、その結果お客様も喜んでくれる。」

 

そんな日々がとても楽しくて、嬉しくて、私は毎日仕事に熱狂していました。

 

それと共に、今度は自分がそんなベンチャー企業を創る側になりたいと思いました。

 

そして私は、2017年8月に株式会社ディールを設立し、

2019年6月にD2C向けSaaSのサブスクリプション型インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「ECキャスティング」の提供を開始しました。

 

そして、今に至ります。

 

これが私の、SaaSとの出会いの話です。

 

2014年からずっとSaaSと共に年を重ねてきて思うことは、

「目の前のことを必死にやり続けていたら、時代の波が来て、チャンスが向こうから降ってきた」ということです。

 

BtoCのメディアが注目されていたあの時、
それでも自分を信じて、SaaSスタートアップ企業に入社して、目の前のSaaSに集中してきてよかったと心の底から思います。

 

SaaS時代の到来。

 

サブスクリプション時代の到来。

 

D2C時代の到来。

 

インフルエンサーを活用したSNSマーケティング時代の到来。

 

当社は【D2C×サブスク×SaaS×インフルエンサー】領域で勝負をしております。

 

この千載一遇のチャンスを、この時代の流れを、

自らの手で掴み取れるかどうかは、私たち(株式会社ディール)次第です。

 

当社は必ず、このチャンスを掴んでみせます。

 

当社の企業理念の「インフルエンサーと顧客(D2C)を成功に導くSaaS企業へ」を一緒に実現させる人材を募集しております。

 

採用情報

 

株式会社ディール
代表取締役社長  小野瀬冬海

 

D2CSaaSのサブスクリプション型インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「ECキャスティング」

https://ec-casting.com/