SaaSの損益分岐点

投稿日: カテゴリー: 社長ブログ

 

販売開始して、

3ヶ月ほど経過したD2C向けSaaSのサブスクリプション型インフルエンサープラットフォーム『ECキャスティング』ですが、

ついに「損益分岐点」を超えました。

 

これもひとえに皆様のご愛顧とご支援によるものと深く感謝しております。

ECキャスティングを日頃よりご利用頂いております導入企業様、インフルエンサー会員様、パートナー様、本当にありがとうございます。

 

当社はECキャスティングのサービス開始を機に、

「ECキャスティング」を軸としたSaaS事業への転換を本気でやると決め、

従来の売り切り型のフロービジネスから

ストックビジネスのサブスクリプションモデルに事業を転換致しました。

 

ECキャスティングの提供を開始して、自分でも予想を遥かに超えるお客様からの反響に、

ECキャスティングに「選択と集中」をすることに決めました。

社長業とのバランスを欠いてでも、ECキャスティングに専念し、

毎日徹底的にEC通販(D2C)企業様とインフルエンサー様に日々向き合い続けてきました。

 

そして、「インフルエンサーと顧客(D2C)を成功に導くSaaS企業へ」という企業理念も掲げ、

国内を代表するSaaS企業を創るということも決めました。

 

サブスクリプション型のSaaS組織を創る上で、

まずは通過点として最低限達成しなければいけない目標が「損益分岐点」です。

 

サブスクリプションビジネスは中長期戦になるため、損益分岐点を超えるまでがとても大変なビジネスモデルです。

 

サラリーマン時代から(もっと遡ると大学4年生のときから)、

SaaSスタートアップ企業で美容・健康EC通販(D2C)向けにサブスリプション支援SaaSを売り続けた私だからこそ、

この損益分岐点を超えることがどれほど大変なのか身にしみてわかっていました。

 

まさかサラリーマン時代のSaaS立ち上げの経験が、

今こんなにも活きるなんて、想像もしていませんでした。

 

もちろん損益分岐点を超えたあとも大事なことには変わりないですが、

まず第一関門として、損益分岐点を超えることがサブスクリプションビジネスにおいては、

とても難しく、とても重要な、「通過点」となります。

 

創業以来、売り切り型の既存事業で足元を固め、黒字経営を続けてきた当社にとって、

サブスクリプション型のSaaS組織に大きく舵を切ったからには、

最低でも、SaaS事業の黒字化をいち早く達成する必要がありました。

そのため、ECキャスティングを軸としたSaaS事業への転換を本気でやると決めたときは、
私がECキャスティングのSaaS事業のトップに立ちました。

社長が自ら事業のトップになり、現場に出ることによって、

いかにサブスクリプション型SaaS組織への転換に本気であるかを社内に対して態度で示しました。

 

この3ヶ月間、SaaS事業のECキャスティングは、

社長である私がすべて管轄し、自ら先頭に立ち、現場にもすべて私がでました。

 

社長が自ら営業に来るのが珍しかったのか、それとも若いからなのか、

「若い社長が営業に来た」とお客様によく驚かれました。

 

社長業とのバランスを欠いてでも、私がECキャスティングに専念したのは、

社員にも「これはいける」と自信を持ってもらうためでもあったのです。

 

そのためにも、まず最初に会社のトップである私が新規事業のSaaS事業で結果を出し、

損益分岐点を超える必要があったのです。

 

なので、SaaS事業のECキャスティングの損益分岐点を、

約3ヶ月で達成したのは、良いスタートダッシュを切れたのではないかと思います。

 

しかし、一息つく暇はありません。

 

むしろここからがスタートです。

 

損益分岐点を超えたことにより、

0を1にするフェーズが終わり、これからは1を10、10を100にするフェーズに移っていきます。

これまではすべて私が先頭に立って、現場にまで自ら出ていたわけですが、

これからの1→10の主役は、私ではなく、社員です。

むしろ社員が成長し、社員が主体的に行動できなければ1→10の達成は難しいでしょう。

いつまでも社長のワンマン経営では、国内を代表するSaaS企業は創れません。

 

もちろんいきなりすぐにとはいきません。

引き続き私がSaaS事業のトップとして管轄しつつ、

少しずつ段階を踏んで、社員に権限委譲していき、SaaSの組織化を進めていきます。

 

そして、カスタマーサクセスに注力していき、

徹底的に顧客視点に立ち、インフルエンサーとD2Cを成功に導きます。

 

株式会社ディールでは「インフルエンサーと顧客を成功に導くSaaS企業へ」を目指し、

より良いサービスをご提供できるよう、

日頃よりお客さまから頂く声を基にサービス向上と品質改善への取り組みを行って参ります。

 

引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

株式会社ディール
代表取締役社長  小野瀬冬海

 

D2C向けSaaSのサブスクリプション型インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「ECキャスティング」

https://ec-casting.com/